ローヤルゼリー
先月は採蜜も一段落し、ローヤルゼリーを採りました。蜜蜂からの贈り物でもっとも貴重と云われる「ローヤルゼリー」は大変手間隙がかかります。採取方法をちょっとだけご紹介させていただきます。
- ローヤルゼリーの採集です
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- 蜂箱から幼虫が産み付けられた巣板を取り出します。この巣板から生後3日前後のメスの幼虫を取り出します。
- このメスの幼虫を王椀(オウワン=人口王台:写真)に移虫します。この移虫作業が大変、2ミリメートルぐらいの虫を傷つけないように一心不乱に一匹ずつ入れていきます。
- そしてそのまま、巣箱に戻してやります。女王蜂は次の女王蜂の幼虫を一般の蜂とは異なる大き目の巣(王台)に産みます。この巣に生みつけられた幼虫は次の女王となるのを働き蜂は知っていて、せっせとこの幼虫の餌になるローヤルゼリーを貯めていきます。
- その性質を利用した方法が人口の王台になるわけです。この王椀は3日でいっぱいになり、ふたたび取り出します。
- 写真は取り出した後の人口王台です。もちろんこの王椀には小さな蜂の幼虫がおります。彼女?らには気の毒ですが人間のため犠牲になってもらいます。幼虫を取り出してローヤルゼリーを採る作業を行います。
- この王椀いっぱいで0.5グラム、巣枠1枚で20グラム・・・最高に入ってこのぐらいです。私ひとりで頑張って牛乳瓶1本ぐらいです。
ざっと書きましたが結構しんどい作業なのです。蜜蜂の贈り物「ローヤルゼリー」たくさんの人のお役にたって欲しいと頑張ってます。