はちみつ商品における「乳児ボツリヌス症」について

はちみつ商品における「乳児ボツリヌス症」について、平成29年3月に発生した乳幼児の発症もあり、あらためてご注意をお願いいたします。

該当商品:
各種はちみつ、ローヤルゼリー、蜂の子、天然花粉、
はちみつ入りキャンディー

これらの蜂蜜入り商品は1歳未満の乳児に与えないようにすること

参考文献
ボツリヌス菌を原因とする乳児の特殊な疾患である乳児ボツリヌス症の発生を防止するため(中略)1歳未満の乳児に蜂蜜を与えないように指導すること。

昭和62年10月20日厚生省(当時)通知(抜粋)

土壌細菌であるボツリヌス菌が、腸内細菌の少ない乳児の体内に入ると、腸内で増殖して毒素を作り、これによって中毒症状が現れ、乳児ボツリヌス症を発症させることがあります。このため、乳児には食べさせないよう指導されています。ボツリヌス菌は、生鮮食品を介して私たちの体内に入りますが、成人では腸内細菌が手強い競争相手になるため、競争に弱いボツリヌス菌は繁殖できません。
現場で採ってすぐに詰めて、何の加工もしないハチミツには、ごくまれにこの菌が入り込む可能性があります。1歳以上になれば、この菌は腸内で繁殖しませんので安全です。
お菓子の場合、使用量が少量のため,実際にボツリヌス菌が腸内に到達する確率はほとんどゼロといえますが、離乳が完了して、腸内細菌が整うまでは、ハチミツやハチミツ入りのお菓子をあげるのは避けましょう。

日本養蜂協会ホームページ ハチミツQ&Aより
ハッピー日記

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